ささやかなコラムというかエッセイを記していきたいと思います。
北勢病院に来られる皆さんに身近なことを題材に、少しでも役立つことが書けたらと思います。
テーマの一つは食事。いなべ市、桑名市の喫茶店、レストランの紹介がいいんじゃないかと思い、まずご紹介したいのは当院から徒歩数分。カフェ＆レスト 向日葵（ひまわり）。員弁街道沿いに当院のすぐ手前右手に看板が見えます。
写真はモーニングサービスです。ログハウスの暖かみのある店内。
当院に来られる患者さま、ご家族で利用される方もちらほら。
7時半から営業していますので外来の前に一服もできます。
いなべ市産の食材にこだわったランチメニューもお勧めです。いなべ総合病院の先生で、当院での研修期間中ずっと食べていた方もいるくらいです。
また地域の交流スペースとしての役割も考えられているそうで、
下記のポスターのように定期的に演奏会もおこなっているようです。
カフェ＆レスト 向日葵（ひまわり）ホームページ
今回はもう一店。
桐林館阿下喜美術室を。
有形文化財である旧阿下喜小学校（写真）を活用したカフェ兼アートスペースです。
阿下喜温泉から徒歩で北上するか、当院から員弁街道を西進し、レストラン、フーゲツで左折して狭い道を進むのがわかりやすいです。
店長の帖佐真之介さん。地域の食材で作るカレーはもちろん、アフリカ現地を旅行したりして研究した本格派コーヒーとあげたてあげぱんもお勧めです。
以前は月、火が休みでしたが、現在は基本、年中無休。ゲームやお話会、音楽会など様々なレクリエーションの催しも開催されています。日程はインスタグラム等で更新されています。
古い校舎を利用した広々した店内は時間の流れもゆったりして、日々の疲れを洗い落としてくれるようです。明るくバイタリティあふれる店長の人柄にもほっとしますよ。私が伺った際も、近所の小学生が連れだって遊びに来ており、まるで帖佐さんの息子のようでした。
ところで、これ、なんだか分かりますか。
現在、カフェ・スペースに展示されている巨大オブジェ。
店長に尋ねると
「なんだと思いますか？」
「象の親子ですか？」
「じゃあ、それでいいです。菰野の三休の湯の主人が美大生だったころ作ったものだそうです」
「すごく大きいですね。組み立てたんですか？」
「大変でした」
その人それぞれの想像によって世界は広がるし、いかようにも解釈することができます。その上で、汗水たらして労働することも必要だなあと、この短い会話から考えました。
桐林館阿下喜美術室（いなべ市公式ウェブサイト）
桐林館阿下喜美術室 Instagram / ウェブサイト
最後に1曲。先日TOKO FM系列、この辺ではFM三重で放送された村上春樹のラジオ番組『村上RADIO』で紹介されたジャズミュージシャン、ベン・シドランによるボブ・ディラン「天国ヘの扉」カバーを。
Ben Sidran "Knockin' on Heaven's Door" on Spotify
（Spotifyは簡単な登録で無料で音楽が聴けるサービスです）
コペンハーゲンのジャズクラブに彼の演奏を聴きに行ったら、ベンも村上さんのファンだということで仲良くなったそうです。ラジオ番組でこの曲が紹介されたとたんネット通販でアルバムが一気に売れたとか。
他にもダリル・ホール&ジョン・オーツ、ブライアン・ウイルソンにドナルド・フェイゲン、ジョージ・ハリスンといった有名なミュージシャンたちの隠れた名曲を紹介されていました。
村上RADIO オンエアレポート
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