副院長の森です。今回は引き続きカフェではあるのですが、桑名の就労継続支援B型事業所「しおさい」をご紹介したいと思います。
2021年10月追記
現在はくわな特別支援学校のすぐ北、メープルガーデン跡地に移転しています。
下の黒板をご覧ください。ふっくら自家製パンのモーニングが一日中ついてきて、このお値段。カフェとして気軽に立ち寄れます。
次に、就労支援B型として利用する場合の一日の流れを見てみましょう
(クリックで拡大)
作業は大きく二つです。喫茶店の仕事と、商品をネットで販売するパソコン作業。
どちらも即、役に立つ技術ですね。
場所は播磨駅から桑名駅方面に徒歩7分。ないし桑名駅から徒歩15分ほどです。
周辺は手ごろな喫茶店がないので地域の皆さんの社交場のようにもなっています。
居場所としても居心地良いですよ。
営業時間は9時から18時(cafeは9時から15時まで)
定休日は土日祝日、年末年始
通院されているかた、ないしご家族で、興味あるかたはぜひ一度ご相談ください。
徒歩圏に本屋、服屋、電気屋、スーパーなどもあって便利な場所です。「和風ステーキ&洋食の店 いまい」や「寿司・割烹 和時」もご家族とちょっと贅沢したいときにお勧めです。
就労継続支援A型B型とは
桑名の福祉施設
最後に本日の一曲を。
先日も来日していたスザンヌ・ヴェガのセカンド・アルバム『孤独』から
児童虐待がテーマの「ルカ」
80年代らしい煌びやかな明るいギター・サウンドで、歌詞は逆です。
「彼らは泣くまであなたを殴り続ける」「僕は家から離れられない。でも独りになれたらと思うよ。そうしたら何も壊れないし、何も投げつけられない」(以上、意訳)
どうやら虐待を受けているらしい少年ルカは聴き手に語りかけます。ここでいう「彼ら」とは、ルカを虐待する親のことですが、同時に、人を縛りつけ痛めつけ管理しようとする、何らかの普遍的なシステムのことかもしれません。
先日、名古屋大学に、児童精神科医の杉山 登志郎先生の講演会に行きました。内容は児童虐待の治療についてでした。薬物の用い方、精神療法、行動療法の技法は様々ですが、そういったテクニック以前に、ルカのような少年の心情を理解しようと努めることができるかが大切ではないか、ということをそれ以来考えています。
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カフェ&レスト 向日葵 / 桐林館阿下喜美術室 - 副院長より1
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